日本で唯一の国立劇場付属のバレエ研修機関、「新国立劇場バレエ研修所」。
その公演が11月に新国立劇場にて行われます。これからのバレエ界を牽引する期待のダンサーが多数出演。バレエ・ファン、これから研修所に入所されたい方、必見の公演です。
撮影:瀬戸秀美
「新国立劇場バレエ研修所」は2001年4月に開所以降、プロフェッショナルなダンサーを育成するための研修機関として、これまで13期82名の修了生を送り出しました。卒業生は新国立劇場バレエ団をはじめ、バレエ界の第一線で活躍しています。現在、日本全国にバレエ教室は3000箇所以上存在しますが、実質的に舞台研修やダンサーとしての経験を深める機関は少なく、実際のところはそれほど多く存在しません。日本国内では同機関が第一線に立ち、若手ダンサーの育成をしています。
研修所では「研修生」と「予科生」の2部門にダンサーを分け、研修生は毎年6~7名、予科生は若干数名が入所します。カリキュラムとしてはクラシック・バレエ、コンテンポラリー・ダンス、パ・ド・ドゥ、キャラクター・ダンス、そしてボディ・コンディショニングやヒストリカル・ダンス等が行われます。講義としてはバレエ、音楽の基礎知識、バレエ史、劇場史、美術史、ノーテーション、解剖学などが挙げられます。
撮影:瀬戸秀美
11月の公演「バレエ・オータムコンサート2018」では、日々の研修に励む第14期生、第15期生、予科生を中心に企画されています。この公演が若いダンサー達の毎日の研鑽の成果を発揮する良い機会となるはずです。プログラムはガラ・コンサート形式で行われ、「ドン・キホーテ」、「海賊」、「ハレルキナーダ」といった有名なバレエ作品からのグラン・パ・ド・ドゥや、「DANCE to the Future 2016 Autumn」にて発表された貝川鐵夫さん振付のコンテンポラリー・ダンス作品「ロマンス」他、が披露されます。
公演情報は下記をご参照ください。
【公演情報】
日 時 :2018年11月17日(土) 18日(日)
両日15:00開演
会 場 :新国立劇場 中劇場
第15期生、予科生
〈第14期生〉 岡田百音、髙井惠里、多田そのか、パーキンソン赤城季亜楽、山根くるみ、仲村啓
〈予科生〉 加藤里佳、服部由依、 吉田朱里、安達美苑、 菅沼咲希 、根本真菜美
〈ゲスト〉 芳賀 望、山本達史(牧阿佐美バレヱ団)、輪島拓也(新国立劇場バレエ団 登録ソリスト)
〈賛助出演〉 日本ジュニアバレヱ、新国立劇場バレエ研修所修了生
(全席指定・税込)
問合せとチケットの購入:新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
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