バレエ「不思議の国のアリス」が東京、新国立劇場にやってくる!
イギリスのバレエファンを興奮の渦に包みこんだバレエ『不思議の国のアリス』(クリストファー・ウィールドン振付)。初演は2011年にロイヤル・バレエ団によって行われました。この世界的に人気のあるこの作品を新国立劇場バレエ団がオーストリアバレエと共同制作し、今シーズンよりレパートリーに加えます。
「不思議の国のアリス」の魅力とは何といっても、個性豊かな登場人物たちではないでしょうか。主役のアリスはもとより、ハートのジャック、白ウサギ、ハートの女王、マッドハンター、トランプたちにチェシャ猫など、きっと誰しもの子供時代から心の片隅で一緒に育ってきたキャラクター達ばかり。
そんな個性豊かなの仲間がバレエの中でどのように描かれるのか、とても気になりますよね。ウィールドン版のバレエ「不思議の国のアリス」では、そんなキャラクター達に原作小説にはないちょっとしたエピソードを織り込んで作品に深みを持たせています。例えば、ハートの女王とアリスの母親は同じ人物によって演じられますが、それはどうしてなのか…。
ハートのジャック
「初めてバレエを見るから少し不安…」という方でも大丈夫。この”バレエ・アリス”にはバレエが初めての人でも、十分に楽しめる工夫がされています。色彩豊かで目にも鮮やかな舞台装置や衣装、最新の映像技術を駆使して創られる舞台効果など、ドキドキするような演出ばかりです。
ここでバレエ「不思議の国のアリス」のビデオを少しだけご紹介。こちらはロイヤル・バレエ団制作の映像です。アリス(サラ・ラム)とハートのジャック(フェデリコ・ボネッリ)によるパ・ド・ドゥ(男女二人による踊り)をお楽しみ下さい。
映画やDVD、また来日バレエ公演として、既にこの作品をご覧になったバレエ・ファンもいらっしゃることでしょう。
そのバレエ「不思議の国アリス」が新国立劇場バレエ団によってどのように上演されるか、とても楽しみですね。出演はアリス役に米沢唯さん(11月2日、4日、8日、10日18:30)と小野絢子さん(11月3日、7日、10日13:00、11日)。ハートのジャックに渡邊峻郁さん(11月2日、4日、8日、10日18:30)、福岡雄大さん(11月3日、7日、10日13:00、11日)がキャスティングされています。日本を代表するダンサーのきめ細やかで念密、かつ表情豊かな演技が見られる事でしょう。
同バレエ団が今シーズンよりレパートリーとして作品を取り入れことになり、バレエ・アリスは益々私たちの身近な物語となります。まだ作品をご覧になられていない方、新制作バレエ「不思議の国のアリス」鑑賞に出かけましょう。
公演情報
日時:11月2日(金)19:00開演
0コメント