シュツットガルト・バレエ団が11月に来日

新芸術監督タマシュ・デートリッヒの新体制(2018/2019シーズンより )のもと、シュツットガルト・バレエ団が3年ぶりに来日公演。南アフリカ出身のイギリス人振付家、故ジョン・クランコの「オネーギン」と「白鳥の湖」を東京、兵庫、福岡にて上演する。

「白鳥の湖」エリサ・バデネス&デヴィト・ムーア @Stuttgart Ballet


  ドイツのシュツットガルト州立劇場を拠点する名門バレエ団、シュツットガルト・バレエ団。1960年ごろまではドイツの地方のバレエ団という位置づけだったが、ジョン・クランコ氏(1927.8.15~1973.6.26)が1961年に同バレエ団の芸術監督に就任し、その後より世界的に注目されるバレエ団となった。バレエ団は今年夏より新しい芸術監督であるタマシュ・デートリッヒ(Tamas Detrich)迎え、新体制がスタートする。

  同バレエ団付属バレエ学校出身、同バレエ団勤務の後はリード・アンダーソン前芸術監督(2018年夏に退職)の元で副芸術監督を長年勤めたデートリッヒ。シュツットガルトのバレエ・シーンを長く見つめてきたデートリッヒなので、これから彼がどのようにバレエ団の舵取りをしていくのか、注目が集まる。今回は新しい風が吹く同バレエ団の、日本でのお披露目公演となる。

「オネーギン」アリシア・アマトリアン、フリーデマン・ フォーゲル ©Stuttgart Ballet


 上演演目は、クランコの名作『オネーギン』とチャイコフスキーの三大バレエ『白鳥の湖/クランコの改訂版』の二作品。来日のダンサーは東京公演では、アリシナ・アマトリアン(タチアナ:11月2日、オデット&オディール11月9日)、フリーデマン・フォーゲル(オネーギン:11月2日、ジ-クフリード王子11月9日)、デビット・ムーア(ジ-クフリード王子:11月11日)。 またゲスト・ダンサーに、パリ・オペラ座バレエ団エトワールのマチュー・ガニオ(オネーギン:11月4日)、マリンスキー・バレエ団プリンシパル・ダンサーのディアナ・ヴィシニョーワ(タチアナ:11月3日)も来日する。

「白鳥の湖」エリサ・バデネス&デヴィット・ムーア @Stuttgart Ballet

 クランコの作品は綿密に作り上げられた演出構成や登場人物の心理描写の表現にみられるような、細やかな演出が魅力的だ。バレエを「作品音楽の視覚化」と例えるのならば、クランコ作品には楽譜に込められた作曲家の細やかな意図を、振付演出またダンサーの表現や息遣いから感じ取れる。

【公演情報】

●東京公演

上演演目『オネーギン』

日時:11月2日(金)19:00、3日(土)14:00、4日(日)14:00開演

開場:東京文化会館

チケット:20,000円~7,000円 

上演演目『白鳥の湖』

日時:11月 9日(金)18:30開演、10日(土)14:00開演、11日(日)14:00開演

会場:東京文化会館

チケット:19,000円~6,000円

問合せとチケット購入:NBSチケットセンター  https://www.nbs.or.jp/stages/2018/stuttgart/

                                     TEL:03-3791-8888

●福岡公演

上演演目『白鳥の湖』

日時:11月14日(水)18:30

会場:福岡サンパレス ホテル&ホール

チケット:19,000円~10,000円

チケットの購入:

●兵庫公演

上演演目『白鳥の湖』

日時:11月17日(土)14:00

会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

チケット:25,000円~9,000円

チケットの購入:

https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11025507

「オネーギン」アリシア・アマトリアン、フリーデマン・ フォーゲル ©Roman Novitzky

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